9割の人が【決断】出来ない本当の理由

キャリア・転職

こんにちは、たろです。

突然ですが、あなたはこんなふうに思ったことはありませんか?

  • 「いつか転職しよう」
  • 「タイミングを見て、語学留学に挑戦したい」
  • 「落ち着いたら、独立も視野に入れている」

…でも気づけば、その“いつか”が何年も過ぎていた。

これはあなただけではなく、実は多くの人が経験している現象です。
なぜ私たちは、“やりたいこと”があるのに動けないのでしょうか?


その理由はとてもシンプルです。

先に結論をお伝えします。

私たちは「決断」することが怖いのではなく、
その裏にある“何かを断つ”という行為が怖いのです。


なぜ“断つ”ことが難しいのか?

「決断」という言葉には“選ぶ”というイメージがあるかもしれませんが、
本来は「決めて、他を断ち切る」ことを意味します。

でもこの“断ち切る”というのが厄介なんです。
なぜなら、断つことにはリスクと喪失感が伴うから。

たとえば…

  • 転職を決断するということは、「今の安定」を手放すことでもある。
  • 留学を決断するということは、「今の生活リズムや人間関係」を手放すことになるかもしれない。

何かを手に入れるためには、何かを失う可能性がある。
それが人間にとって、ものすごく怖い。

そしてもう一つ、大きな壁があります。


【本能的に“変化”を避ける脳のしくみ】

私たちの脳には「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」という仕組みが備わっています。
これは、今の状態をキープしようとする本能的な力のことです。

たとえば:

  • ダイエットを始めても、気づけばいつもの食生活に戻ってしまう
  • 朝活を決意しても、三日坊主で夜型に戻る
  • 転職サイトを眺めるだけで、応募するまで至らない

これは「意志が弱い」のではなく、
脳があなたを“今のまま”に留めようとしているからなんです。


実際によくあるケース

● 30代で転職したいけど動けない人の思考パターン

  • 「もっと条件の良い会社が見つかるかもしれない」
  • 「転職した後、後悔したらどうしよう」
  • 「そもそも、今の職場で大きな不満があるわけでもないし…」

こうして頭の中で堂々巡りを繰り返し、
結局、“転職しない”という【決断していない状態】が続いてしまうのです。


● 僕自身の体験

実は僕も、36歳のときに未経験業界への転職を決断しました。

ずっと迷っていました。
「もっと良い求人が出るかもしれない」
「今のままでも、まぁ安定はしてるしな…」

でもある時、ふと自問したんです。

「このまま5年後も今と同じ場所にいたら、自分は納得できるのか?」

答えは「NO」でした。

そこで、「もっと良い求人が出るかもしれない」という幻想を断ち、
「今ある選択肢の中でベストを選び、動く」ことにしました。

結果、不安もありながらも、今では「決断してよかった」と心から思えます。


「決断」は“選ぶこと”より“断つこと”

人は選択肢があると安心します。
けれど、多すぎる選択肢は逆に不安や迷いを生み、動けなくしてしまうのです。

本当に必要なのは、「どれを選ぶか」ではなく、
**「他を断ち、進む覚悟を持つこと」**です。

  • 「やる」と決めるなら、「やらないこと」も明確にする
  • 「進む」と決めるなら、「立ち止まらない自分」も受け入れる

まとめ:あなたが「断つ」と決めたとき、人生は動き出す

「いつかやろう」と思っていたこと。
本当は、もう始めるタイミングが来ているかもしれません。

  • 今を守るか
  • 未来を変えるか

その選択のときに必要なのは、“決める勇気”よりも、“断つ覚悟”。

あなたが本当に進みたい未来へ、一歩踏み出せますように。

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